庭の金柑の木が枯れてしまいました。
テッポウムシのやられてしまったようです。

こちらの金柑は前の住人の方が植えられた庭木になります。毎年、沢山の実をつけてくれ楽しませてくれました。すごく大事に育てていた金柑なのでとてもショックです。
弱っていく金柑の木の復活を願いましたが上手くいきませんでした。
このまま放置してシロアリの巣になっても困るので残念ですが抜根する事にしました。
高さ1メートル程の小さな木でしたので初めて自分で抜根してみました。
本記事では枯れた庭木(金柑)の抜根の手順と道具についてご紹介したいと思います。
こちらの記事もよければどうぞ(枯れていない庭木の抜根方法をご紹介しています。)
枯れた金柑の木の状態
まず、枯れた金柑の木の状態を観察します。
高さは1メートル程。

木を軽く揺らしてみるととグラグラします。
根っこもかなり弱っている様子です。

枝はこんな感じです。

小さな木ですが元気だった頃は沢山の金柑の実をつけてくれていました。


元気な状態だった頃に挿し木をしておけば良かったと大きく後悔しました。新しく金柑の苗木を購入しようか検討中です。

今は種なし金柑というのもあるそうです。知らなかった!
抜根の道具
今回、抜根に使った道具はこんな感じです。
庭木の抜根に使った道具
- ゴム手袋(もしくは軍手)
- スコップ
- ノコギリ(準備しましたが使いませんでした)
- 備中鍬
ゴム手袋
抜根する時に虫が出てきても素手で触りたくないので厚手のゴム手袋をしました。
剣先スコップ

土を掘る時に剣先スコップを使います。
剣先スコップは先が尖っている箇所を地面にさし土を掘り起こします。
足掛けの部分に足をのせて体重をかけると地面にささりやすくなります。
ノコギリ
抜きにくい太い根っこが出てきた時にカットする為にノコギリを準備しました。
しかし、今回はノコギリは使いませんでした。(詳細は後述します。)
備中鍬

抜根後、土に残っている根っこを掘り出す時に使います。
準備と手順
準備と手順はこんな感じです。
準備
抜根する時に「テコの原理」で木を倒しながら根っこを抜きたいので幹をある程度残しておきます。
今回、抜根する金柑の高さが1メートル程でしたので、伐採は全くせずに抜根作業のみを行いました。
木が高い場合は伐採しますが、その場合も木の根元からカットするのではなく1メートルくらい幹を残してカットした方が作業がしやすいと思います。
手順
土を剣先スコップで掘り起こしていきます。
まずはぐるっと一周スコップを入れます。

すぐに一カ所、スコップがささらない固い所がでてきました。
固い所は避けて、2周、3周とスコップを入れていきます。
固い所は太い根っこ
スコップがささらない所には太い根っこがありました。
2周、3周とスコップを入れているうちに、太い根っこの周りの土もほぐれていきます。

太い根っこが見えたら手で周辺の土を掻き出しておきます。
木を倒す

ある程度土が掘れて根っこが見えてきたら「テコの原理」で木を倒しながら根っこを抜きます。
根っこを土から剥がすイメージです。

木を倒す時にケガをしないように注意します。周辺に人や物がないか確認してから倒しましょう。

太い根っこがつながって倒れないようであればノコギリでカットします。

今回は、木を倒している途中で根っこが切れたのでノコギリは使いませんでした。根っこがもろくなっていたようです。

土に残っている根っこの処理

土に残っている根っこを備中鍬で掘り出します。

地面をならしたらとりあえずは終了です。

木の処分が残っていますが暑かったので後日にします。無理はしません。

最後に
今回、抜根まで30分程で作業を終えました。
小さな枯れた木で、根もかなりもろくなっていたので短い時間で済んだ方だと思います。
ただ、短い時間だといっても真夏に土を掘る作業は重労働です。

汗もすごかったです。
枯れていない庭木(高さ3メートル)の抜根方法についてはこちらの記事でご紹介しています。
抜根作業を行う時期は、なるべく真夏は避けた方が良いと思いました。
この記事が抜根を考える方のご参考になれば幸いです。