シマトネリコを強剪定しました。

我が家は隣家との間にフェンスを建てる予算がありませんでした。なので、安価なシマトネリコの苗木を目隠し目的で育てています。
いつもは、
- 春に枝葉の剪定
- 夏がくる前に(花が咲く前に)強めの剪定
- 台風が来る前に枝葉の剪定(九州なので毎年のように来る)
という感じで年に3回、軽めの剪定も含めると年に4~5回は剪定していました。
ところが、今年は色々とあり殆ど剪定ができず枝が伸び放題になってしまいました。
8月の暑い日でしたが夫が空調服を着て剪定をしてくれる事になりました。

本記事ではシマトネリコの強剪定の様子とその後についてご紹介いたします。
シマトネリコの強剪定
真夏に強剪定すると樹木が弱ってしまうかも?と心配しましたが、シマトネリコの強すぎる樹勢を信じて作業をすすめました。←夫が。私は夏バテのため口だけの現場監督です。
まず、ボリュームを減らしたいので株立ちの幹を3本くらいになるまで減らしました。

意識して減らした幹
- 太くなりすぎた幹
- 混み合っている幹
- 斜めに生えている幹
混み合っている幹を切ろうとすると隣の幹にまでノコギリの刃がはいり剪定に苦労しました。←夫が。

幹の数を減らしただけで樹木全体のボリュームを減らす事ができます。
残した幹も180センチくらいの高さでカット、芯止めしました。

芯止めする時、全ての幹を同じ高さにすると芽吹いてきた時に一定の高さで枝葉が出てしまいます。それだと不自然になるので、なるべく幹ごとに高さを変えて切りました。


上の写真は斜めから撮影したものです。芯止めしたら枝葉が殆どなくなってしまいました。

大きな枝を剪定した時、切り口には保護のため癒合剤(ゆごうざい)を塗った方が良いです。癒合剤を塗る事で菌の進入を防いだりします。

このまま来年の春までシマトネリコの生命力を信じて芽吹きを待ちます。
強剪定、その後
強剪定直後は、もう少し枝葉を残しておく剪定にすれば良かったかも?このまま冬になり枯れたりしないかな?など強色々と考えこんでしまいましたが・・・
さすがはシマトネリコ。
わずか2カ月後の10月末にはワサワサに枝葉が伸びて、不格好だった幹も隠れて見えなくなりました。


枯れなくて安心しました。強剪定したお陰で樹形が一回り以上小さくなりました。
幹をカットしたところ(根本)からは「ひこばえ」が生えています。
ひこばえは樹木が危機感を感じると光合成をしようと生えてくるそうです。

樹勢が強いとはいえ、シマトネリコに随分と負担をかけてしまったんだと思います。ごめんね。
今後は、この「ひこばえ」を大切に育て、時期をみて幹の更新をしようと思っています。
最後に
シマトネリコを強剪定する際、ふたつ注意点があります。
注意点1
シマトネリコは樹勢の強い木ではありますが、極端に枝葉を少なくすると木が弱って最悪枯れてしまうことがあるそうです。また、シマトネリコは寒さに弱いので冬の時期は強剪定を避けた方が良いと思います。(寒い地域で育てている方は剪定時期に注意が必要だと思います。)

我が家のシマトネリコは九州で育てています。本記事は、あくまでも参考程度になさってください。

注意点2
シマトネリコを強剪定すると大量の剪定くずが出ます。強剪定している時間より剪定くずの処分の方に時間がかかる事もめずらしくありません。我が家は車で処理施設まで行きました。強剪定する際は剪定くず処理の事まで考えて、余裕のある計画をたてる事をおすすめします。
以上が、我が家のシマトネリコの強剪定の様子とその後でした。