2023年の11~12月にかけて、実家の庭じまいをしました。
庭じまいと言っても完全に庭を潰すのではなく、当時、入居先で暮らしていた父が、実家に来た時に少しは楽しめるような「ゆるい庭じまい」を行いました。
実家の庭は、とても小さいものでしたが、父が50年以上かけて手入れをしていた庭なので、父の思い入れもひとしおでした。
しかし、父も90歳をすぎてからは庭の管理ができなくなり、いつしか汚庭になってしまいました。

私が気が付いた時には、もう、ちょっとの時間ではどうにもならない状態になっていて、ずっと手付かずになっていました。
時々、私が実家に通い落ち葉を掃いたりしていましたが、両親が入退院を繰り返すようになると、なかなか頻繁には通うことは出来ませんでした。
お隣さんにも落ち葉でご迷惑をおかけしていることがわかり、庭じまいをすることにしました。
準備
まずは、施設で暮らす両親に庭じまいのことを話し、大きな木だけでも切らせてほしいと伝えました。
両親からは、すんなりOKが出ました。
兄弟とも相談し、樹木伐採にいくらくらいかかるのか見積りをとってみることにしました。
樹木伐採の見積り
業者さんに連絡をとり、実家の庭を見に来てもらい見積りしてもらうことになりました。
後日、届いた見積書の金額は16万円弱でした。
この16万円弱は庭じまいの金額ではなく、5本の木を伐採と1本の木を剪定、処分をしてもらうまでの金額になります。
16万という金額は、私にはすぐに出せるお金ではなかったのと、こちらの業者さんが作業に入れるのが4カ月先と言われたので、一旦、見送ることにしました。
出来れば、年内になんとかしたかったので、夫にお願いして自分達で出来ることをした後に、大きな木、2本のみを業者さんに伐採してもらうことにしました。
ちなみに別の業者さんに、2本の背の高い木を伐採してもらうことになったのですが、金額は処分まで含めて4万円でした。
ゆるい庭じまい
最初の2日間は、夫と二人で自家用車で実家へ通いました。
お隣さんには、作業を始める前にご挨拶に伺いました。
一日目、剪定と片づけ
まず最初に、夫が無理せずに出来る範囲で、庭木の剪定をしてくれました。
夫が剪定をしてくれている間に、私は枯れた草花の植木鉢、大きな発砲スチロール、プラスチックのバケツ、支柱、庭に埋め込まれていた大きな陶器類など、植木以外の片づけから始めました。

汚庭の時は気持ちも重かったのですが、片づけていくうちに地面が見えてくると、気持ちもスッキリして作業にも力が入りました。
処分するものは、プラごみや針金、素焼きの鉢など素材別に分類して、車に積みやすいようケースに入れたりゴミ袋にまとめておきました。
夫が剪定してくれている時に、父が様子を見に来ました。

正直、作業がしにくくなるので父には来てほしくなかったです。
父は、庭を見回すと「あの木は残しておいてくれ」「あの木は切ってもいいけど、ある程度の高さは残しておいてほしい」などえらそうに指図を始めました。
本当は、庭の樹木のほとんどを伐採して、地植えしている低木や草花(ツワブキなど)だけを残す予定にしていましたが、予定が狂ってしまいました。
しかし、今回の大きな目的は、落ち葉の多い背の高い木を伐採することでしたので、それ以外のことは予定と違っても目をつぶることにしました。
父が残すよう指示した木は、私でも手が届く高さの木でしたので後になっても処分しやすいと判断、父の指図通りに残すことにしました。

剪定したクズはかなりの量になり、一旦、庭の片隅に寄せました。
2日目(翌日)、藤棚の解体や資材整理
2日目は少し遅いスタートでした。
前日の、疲れが残っていましたが頑張りました。
庭には、父が若い頃にDIYで作った藤棚がありました。
塩ビパイプなどで組んで作ったものですが、それらを解体したりしました。
他にも、父がDIYで使っていた波板などの資材類を処分するためにまとめました。
低木や草花が植わっている植栽スペースは土が盛ってあったので、土が流れないよう庭にあったブロックを埋め込んでいきました。

剪定クズや植木鉢で隠れていた庭石も、久しぶりに見えてきました。

子供の頃、この庭石のところで写真を撮ってもらったな~、懐かしい。
庭石は残しておいても近所迷惑にはならなさそうなので、今回はそのままにしておきます。
草花を移植している途中に、父がまた来ましたが、短い時間で帰ってくれたのでほっとしました。
帰宅後、剪定クズや不用品を処分場へ運ぶための軽トラを、レンタルする手配を済ませました。
3日目(一週間後)、軽トラで処分
一週間後に軽トラをレンタルすることが出来たので、剪定クズや不用品処分のために実家へ行きました。
レンタカーのお店が自宅から離れていたので、軽トラで実家へ行くまでに想像以上に時間がかかってしまいました。
処分するだけと最初は気楽な気持ちでいましたが、ゴミを積み込む→遠くの処分場へ行く→荷台からゴミを下ろし精算する→実家へ戻る、とやっていると一往復に2時間くらいかかってしまいました。

処分するものによっては、産業廃棄物の処分場に持っていかなくてはいけないので、一度では全て運べず、3往復しました。
途中、お昼休憩もとったので、最後は、処分場が閉まるギリギリの時間になってしまい焦りました。
しかし、夫の頑張りのお陰で、どうにか全てのゴミを処分することが出来ました。
途中、父が様子を見に来ましたが、この日も短い時間で帰ってくれたので良かったです。
ゴミを処分した後に庭を少し片づけて、レンタカーを返却して帰りました。
この日は、朝の7時に自宅を出て、帰宅が夜の7時だったのでヘトヘトになりました。
4日目(約2週間後)、業者さんによる大きな木の伐採
最後に、自分達では出来なかった大きな木を伐採してもらわなくてはいけません。
12月上旬、別の業者さんに連絡をしたところ、すぐに下見に来てくれることになりました。
下見に立ち会ったのですが、その場で見積りを出してくれ、翌日の午前中には伐採してもらえることになりました。

よかった!
下見の立ち合いを済ませた後、実家の近所で用事をすませていたら、日が暮れてしまいました。
このまま自宅に帰っても、翌朝には植木屋さんが来るので、また実家へ来なくてはいけません。
自宅へ帰るのが面倒になり、この日は実家に泊まることにしました。
しかし、実家はガスを止めていて、電子レンジもありません。
布団もしばらく使っていなかったので、使いたくありませんでした。
なので、この夜は菓子パンを食べて、風呂にも入らず、ホットカーペットの上にコートを着たまま丸くなって寝ました。

寒かったです。
翌朝、約束の時間に植木屋さんが来て、手際よく2本の木を伐採してくれました。
切り株は、ひこばえが生えてこないようにと、植木屋さんが丁寧に処理をしてくれました。
これで、庭じまいを終わりにしました。

父が様子を見に来るので、作業が予定通りに進まないこともありました。
それでも最終的には、キレイになった庭を見て父が喜んでくれたので良かったです。
父が亡くなる前に行った、実家のゆるい庭じまいの記録でした。(私の個人的な体験です。)

